Twitterボツねた
2010年5月7日 TCG全般つぶやこうとして色々考えて「日記に書けばいいやん」と気付く。
マジックのエターナル環境とイベント主催について長文を書く。先に書くけど、特定の人などを非難中傷したものではない。
「合成の誤謬」という経済用語(詭弁用語)がある。「ミクロで見れば正しい行為だが、マクロで見ると正しいとは限らない」という意味。たとえば、個人個人が倹約の為に安売りの物を買うのは正しいが、日本国民全員が倹約したら経済が回らなくなる点で、安売りの物を買うのは全体では正しい行為では無い。
関東のヴィンテージトーナメントでも、「合成の誤謬」が発生している。個々の主催者がプレイヤーの為を考えた結果、上手く行かなくなっている。
都内の定例ヴィンテージトーナメントは月2回。VfTと柏木Vintage。双方が毎月開催する事で、都内のヴィンテージプレイヤーは隔週でヴィンテージをプレイ出来る環境が出来た。昔では考えられないほど良い環境でプレイヤーの為に2人の主催者が頑張っている。サイドだったらLMC-Extraでも。
その結果、ヴィンテージプレイヤーはトーナメントに積極的にならなくなった。正確に言うと貪欲にならなくなった、渇望しなくなった。何故なら、そのトーナメントに参加しなくても二週間後にまたトーナメントがあるのを知っているから。
そうなると、認定トーナメントとして認められる8人に満たなくなる場合も少なからず起きる。ただでさえヴィンテージプレイヤーは少ないのに、渇望してるプレイヤーは減っているから。主催者がプレイヤーの為にイベント回数を増やした結果、プレイヤーが参加したい筈の認定トーナメントが不成立になる。
ではどうするべきか? 主催者同士で談合を結んで、3ヶ月に1回くらいしか開催しないようにして渇望感を煽る? あるプレイヤーが仕事や検定などで参加出来なかったら、次にヴィンテージで遊べるのは3ヵ月後? ぜんぜんプレイヤーの為になってない。ミクロでは。
エターナル環境のもう一方であるレガシーはどうか? 少なくとも関東では「まだ起きていない」が、「そのうち起きるのは目に見えている」。今の平日トーナメントの開催頻度でプレイヤーがレガシートーナメントを渇望するなんて考えられない。
いくつものトーナメントでプレイヤーの為を思って色々と努力し、その結果プレイヤーはトーナメントを選択し、そうしてプレイヤーから見て一番魅力的なトーナメントに多くのプレイヤーは参加し、一度崩れたパワーバランスは覆らない。
レギュレーションの多様化でも「合成の誤謬」は発生する。ヴィンテージが廃れてレガシーが盛んになるのはカード資産の問題が小さくない。「Mox持ってないP9持ってない、だからヴィンテージやらない」
ではレガシーではカード資産の問題が無いかと言えばそんなことは無い。「FoW持ってないデュアラン持ってないタルモゴイフ買えない」そんな声は幾らでも出てくる。
そんな中、来年新しいレギュレーションが出来るとか出来ないとか。予言するし断言するけど、新しいレギュレーションが出来たら、今レガシーをやってる人とレガシーを始められない人がそっちに流れてレガシーが廃れる。いまのヴィンテージのように。
カード資産を持っていないプレイヤーの事を考えた結果、新しいレギュレーションが増えて、そのおかげで古いレギュレーションとそのレギュレーションを楽しんでる人を潰していく。これも合成の誤謬。新しいレギュレーションを増やして参加者層の掘り起こしを図るのはミクロでは正しいけど。
正解も回答例もないので結論を出すのが難しい。プレイヤーの為に個々のトーナメント主催者(とか、もしくはWoCそのもの)が思案して努力して腐心して行っている事に間違いはないしプレイヤーの為にはなっている。その結果マクロで発生する不利益に対してプレイヤーはどう向き合うべきか。
プレイヤーが、現状や改善された未来が当り前だと思っていたり更に良い待遇を求めるのなら、先々もしくは近々に現状は崩壊する。リソースが有限である以上、リターンも常に一定の範疇で収まる。あたりまえの理屈。
マジックのエターナル環境とイベント主催について長文を書く。先に書くけど、特定の人などを非難中傷したものではない。
「合成の誤謬」という経済用語(詭弁用語)がある。「ミクロで見れば正しい行為だが、マクロで見ると正しいとは限らない」という意味。たとえば、個人個人が倹約の為に安売りの物を買うのは正しいが、日本国民全員が倹約したら経済が回らなくなる点で、安売りの物を買うのは全体では正しい行為では無い。
関東のヴィンテージトーナメントでも、「合成の誤謬」が発生している。個々の主催者がプレイヤーの為を考えた結果、上手く行かなくなっている。
都内の定例ヴィンテージトーナメントは月2回。VfTと柏木Vintage。双方が毎月開催する事で、都内のヴィンテージプレイヤーは隔週でヴィンテージをプレイ出来る環境が出来た。昔では考えられないほど良い環境でプレイヤーの為に2人の主催者が頑張っている。サイドだったらLMC-Extraでも。
その結果、ヴィンテージプレイヤーはトーナメントに積極的にならなくなった。正確に言うと貪欲にならなくなった、渇望しなくなった。何故なら、そのトーナメントに参加しなくても二週間後にまたトーナメントがあるのを知っているから。
そうなると、認定トーナメントとして認められる8人に満たなくなる場合も少なからず起きる。ただでさえヴィンテージプレイヤーは少ないのに、渇望してるプレイヤーは減っているから。主催者がプレイヤーの為にイベント回数を増やした結果、プレイヤーが参加したい筈の認定トーナメントが不成立になる。
ではどうするべきか? 主催者同士で談合を結んで、3ヶ月に1回くらいしか開催しないようにして渇望感を煽る? あるプレイヤーが仕事や検定などで参加出来なかったら、次にヴィンテージで遊べるのは3ヵ月後? ぜんぜんプレイヤーの為になってない。ミクロでは。
エターナル環境のもう一方であるレガシーはどうか? 少なくとも関東では「まだ起きていない」が、「そのうち起きるのは目に見えている」。今の平日トーナメントの開催頻度でプレイヤーがレガシートーナメントを渇望するなんて考えられない。
いくつものトーナメントでプレイヤーの為を思って色々と努力し、その結果プレイヤーはトーナメントを選択し、そうしてプレイヤーから見て一番魅力的なトーナメントに多くのプレイヤーは参加し、一度崩れたパワーバランスは覆らない。
レギュレーションの多様化でも「合成の誤謬」は発生する。ヴィンテージが廃れてレガシーが盛んになるのはカード資産の問題が小さくない。「Mox持ってないP9持ってない、だからヴィンテージやらない」
ではレガシーではカード資産の問題が無いかと言えばそんなことは無い。「FoW持ってないデュアラン持ってないタルモゴイフ買えない」そんな声は幾らでも出てくる。
そんな中、来年新しいレギュレーションが出来るとか出来ないとか。予言するし断言するけど、新しいレギュレーションが出来たら、今レガシーをやってる人とレガシーを始められない人がそっちに流れてレガシーが廃れる。いまのヴィンテージのように。
カード資産を持っていないプレイヤーの事を考えた結果、新しいレギュレーションが増えて、そのおかげで古いレギュレーションとそのレギュレーションを楽しんでる人を潰していく。これも合成の誤謬。新しいレギュレーションを増やして参加者層の掘り起こしを図るのはミクロでは正しいけど。
正解も回答例もないので結論を出すのが難しい。プレイヤーの為に個々のトーナメント主催者(とか、もしくはWoCそのもの)が思案して努力して腐心して行っている事に間違いはないしプレイヤーの為にはなっている。その結果マクロで発生する不利益に対してプレイヤーはどう向き合うべきか。
プレイヤーが、現状や改善された未来が当り前だと思っていたり更に良い待遇を求めるのなら、先々もしくは近々に現状は崩壊する。リソースが有限である以上、リターンも常に一定の範疇で収まる。あたりまえの理屈。
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