乗り遅れ感ありありのファッション話
2010年1月21日 TCG全般 コメント (2) …正直言って、主催者の立場だと非常に話し辛い。そのまま、身だしなみの話で進めると色々と差し障りがあるので、ちょっと話を極論の方に振ってみる。(たとえ話は、それはそれで問題が起き易くは有るのだが)
阪神大震災の時に、担当者が対応する時に二律離反を起こすような事例が起きまくった教訓を元に、防災シミュレーションゲーム「クロスロード」 ( http://www.bousai.go.jp/kouhou/h20/11/special_02_1.html ) というのが作られたらしいんだが、結構この問題形式が面白い。
「あなたは食糧担当の職員です。
被災から数時間。避難所には3000人が避難しているとの確かな情報が得られた。
現時点で確保できた食糧は2000食。以降の見通しは、今のところなし。まず2000食を配る?
YES 配る or NO 配らない」
先に書くが、YES・NOどちらが正解という問題ではない。「さまざまな意見や価値観がある、という事を理解する」「判断や決定をするのに際して、必要な情報や前提条件が何かを理解する」のが主目的だから。
とはいえ、ゲームなんで勝敗条件があり、5人1テーブルになって10問とか20問を解いて点数が高い人が勝ちになる。その採点は「多数決側に票を入れた方が1点」「1対4という単独少数意見になった場合は単独少数意見の人に1点」と、少数意見を見出せた人にも評価がされるという面白いシステム。で、これのマジック版も作れるのでは無いかと思ったりしたわけで。
「あなたはヘッドジャッジ。ある片腕のデュエリスト(彼はカードを立てる補助機器も自前で準備してマナーも良く、片手が無い以外は申し分ない)の対戦相手から「シャフルやフェッチランドのサーチなどは他のプレイヤーよりかなり遅く、彼が1本目を取ったら大概は時間切れ1-0-1の勝ちが多い。遅延行為ではないのか?」と苦情申し立てがあった。
彼のプレイングについて、遅延行為のペナルティを出すべきだろうか?
A⇒出すべき B⇒出すべきではない」
「あなたはヘッドジャッジ。どうやらあるデュエリストは蓄膿症を患っているらしく口臭がある。本人も自覚しておりマスクなど対策はしているが、その口臭で他のプレイヤーから苦情も出された。あなたはどちらの方針で話すか?
A⇒そのデュエリストにもう少し対応出来ないか聞く B⇒周りのプレイヤーに病気への理解を求める」
「あなたはトーナメント主催者。あるデュエリストのマナーについて複数のプレイヤーから苦情が来ているが、本人を見てみると、感情障害とか情感失禁という感じに見える。(マナー違反ではあるが、症状の発症に近い) あなたはどちらの方針で話すか?
A⇒マナー違反している人にペナルティを下す B⇒周りのプレイヤーに病気への理解を求める」
「あなたはトーナメント主催者。参加受付の時に二人連れのデュエリストの一人が「参加費はオレに任せろー」と言いながらマジックテープの財布を開いてバリバリーッと会場内に異音を響かせた。
A⇒やめてー B⇒やめてっ!」
最期は冗談だが。上から順番に答えさせるのと、下から順番に答えさせるのでは結果に違いが出るような気がする。
フケとか口臭とか身だしなみについて、本人には致し方ない場合もある。それを理解した上で、それでも全体利益を考慮して排除するか、それとも全体で受け止めるか。程度問題というのだったら、どこまでが個人の努力範疇でどこからが全体の許容範囲なのか。これこそクロスゲーム的な問題解決のアプローチのひとつなんじゃないかなと思ってみたり。
逆に言うと、身だしなみについてダイアリーノートで書かれている人は、どこまで「判断や決定をするのに際して、必要な情報や前提条件が何か」を理解していて、書いているのだろうか? いくつか読んだけれども、そこまで考えて書いている人はそんなに居なかったように思えた。
実際にやったことが無いので勘違いかもしれないが、恐らくクロスゲームをやってて一番面白いのは、自分で問題を作る時だと思う。「自分がよく参加するトーナメント(自分が主催するトーナメント)の参加者5人だったら3対2にキレイに分かれる問題」で「個人中傷や感情論はなく」て「問題文字数が100文字以内」の問題が、マジックのジャッジングルーリング、トーナメント運用面で多数作られてWebかどこかに共有できたら、プレイヤーにもジャッジにも役に立つ情報共有が出来るんじゃないかなーと思うのだが。
阪神大震災の時に、担当者が対応する時に二律離反を起こすような事例が起きまくった教訓を元に、防災シミュレーションゲーム「クロスロード」 ( http://www.bousai.go.jp/kouhou/h20/11/special_02_1.html ) というのが作られたらしいんだが、結構この問題形式が面白い。
「あなたは食糧担当の職員です。
被災から数時間。避難所には3000人が避難しているとの確かな情報が得られた。
現時点で確保できた食糧は2000食。以降の見通しは、今のところなし。まず2000食を配る?
YES 配る or NO 配らない」
先に書くが、YES・NOどちらが正解という問題ではない。「さまざまな意見や価値観がある、という事を理解する」「判断や決定をするのに際して、必要な情報や前提条件が何かを理解する」のが主目的だから。
とはいえ、ゲームなんで勝敗条件があり、5人1テーブルになって10問とか20問を解いて点数が高い人が勝ちになる。その採点は「多数決側に票を入れた方が1点」「1対4という単独少数意見になった場合は単独少数意見の人に1点」と、少数意見を見出せた人にも評価がされるという面白いシステム。で、これのマジック版も作れるのでは無いかと思ったりしたわけで。
「あなたはヘッドジャッジ。ある片腕のデュエリスト(彼はカードを立てる補助機器も自前で準備してマナーも良く、片手が無い以外は申し分ない)の対戦相手から「シャフルやフェッチランドのサーチなどは他のプレイヤーよりかなり遅く、彼が1本目を取ったら大概は時間切れ1-0-1の勝ちが多い。遅延行為ではないのか?」と苦情申し立てがあった。
彼のプレイングについて、遅延行為のペナルティを出すべきだろうか?
A⇒出すべき B⇒出すべきではない」
「あなたはヘッドジャッジ。どうやらあるデュエリストは蓄膿症を患っているらしく口臭がある。本人も自覚しておりマスクなど対策はしているが、その口臭で他のプレイヤーから苦情も出された。あなたはどちらの方針で話すか?
A⇒そのデュエリストにもう少し対応出来ないか聞く B⇒周りのプレイヤーに病気への理解を求める」
「あなたはトーナメント主催者。あるデュエリストのマナーについて複数のプレイヤーから苦情が来ているが、本人を見てみると、感情障害とか情感失禁という感じに見える。(マナー違反ではあるが、症状の発症に近い) あなたはどちらの方針で話すか?
A⇒マナー違反している人にペナルティを下す B⇒周りのプレイヤーに病気への理解を求める」
「あなたはトーナメント主催者。参加受付の時に二人連れのデュエリストの一人が「参加費はオレに任せろー」と言いながらマジックテープの財布を開いてバリバリーッと会場内に異音を響かせた。
A⇒やめてー B⇒やめてっ!」
最期は冗談だが。上から順番に答えさせるのと、下から順番に答えさせるのでは結果に違いが出るような気がする。
フケとか口臭とか身だしなみについて、本人には致し方ない場合もある。それを理解した上で、それでも全体利益を考慮して排除するか、それとも全体で受け止めるか。程度問題というのだったら、どこまでが個人の努力範疇でどこからが全体の許容範囲なのか。これこそクロスゲーム的な問題解決のアプローチのひとつなんじゃないかなと思ってみたり。
逆に言うと、身だしなみについてダイアリーノートで書かれている人は、どこまで「判断や決定をするのに際して、必要な情報や前提条件が何か」を理解していて、書いているのだろうか? いくつか読んだけれども、そこまで考えて書いている人はそんなに居なかったように思えた。
実際にやったことが無いので勘違いかもしれないが、恐らくクロスゲームをやってて一番面白いのは、自分で問題を作る時だと思う。「自分がよく参加するトーナメント(自分が主催するトーナメント)の参加者5人だったら3対2にキレイに分かれる問題」で「個人中傷や感情論はなく」て「問題文字数が100文字以内」の問題が、マジックのジャッジングルーリング、トーナメント運用面で多数作られてWebかどこかに共有できたら、プレイヤーにもジャッジにも役に立つ情報共有が出来るんじゃないかなーと思うのだが。
コメント
最初に問題にした人達は軽い気持ちで服装の事を書いたんでしょうが、実際のところ根深い問題なんですよねぇこれ。
非常に興味深い内容でした。
ただし、おいらの吉田カバンの財布(バリバリ)に謝れっ!!